NLPからの学び〜メタファー

ジャワの太鼓NLPマスタープラティクショナーコースも終盤に差し掛かりました。
毎回プレゼンやプレセッションなど、NLPを実際に活用することで相手に良い影響を与えるスキルを育てる、、、そんな実践のレッスンをしている感じです。

昨日はメタファートランス誘導の繰り返しをすることで、いろいろな発見や貴重な体験をしました。

「ミルトンモデル」は、催眠療法をうまく活用したミルトン・H・エリクソンの手法、言語パターンの研究から生まれたそうです。

意図的に間接的な表現、曖昧な表現を使うことで相手の潜在意識に働きかけて望ましい方向へリーディングするのがミルトンモデル。
わざと曖昧な表現をすることで、具体的な望ましい状況の判断を相手が自由に設定して向かうことができたり、直接的に伝えるよりもすんなりと潜在意識の中に入り込むことによって、無意識のうちから良い方向に向かいやすくもなる、、、そんな不思議なミルトンモデル。

その中でメタファーは、現実的にはありえないような表現「例えば、、、太陽が微笑みかけてくれているよ〜」とか、
誰もが納得するような引用のことばやことわざとか、
相手の状況から望ましい状況に変化をリードできそうな寓話やストーリー、体験話など、、、
直接的に伝えるよりも、そうした言葉やストーリーの中の中に忍び込んでいる望ましいメッセージを相手に伝えて変化を促したり望ましい状態に向かいやすくなる言語パターン、表現、ストーリーです。

実際、トレーナーのさちえ先生も毎回セミナーの導入では、いろいろと雑談のような先生の身の回りで起こり気付いたこと、著名人の言葉や心に残るストーリーなどいろいろなお話をしてくれます。、、、思わず笑っちゃったり、ぐっと来たり考えさせられたりするようなお話です。

実はそれも先生が意図したメタファー。
これから学ぶNLPのスキルに関連があるようなお話だったり、自然と学びのステイトに入りやすくなる言葉だったり、、、
私たち受講生の無意識レベルにも働きかけてセミナーをしてくださっているのだ、、、ということが、回を重ねるにつれて実感しています。

昨日は、そんな中で受講生同士でいろいろなメタファーを伝え合うというレッスンを時間をかけて行いました。

一緒のグループになったAさんのテーマは「初対面の人とのコミュニケーションが上手にできない」ということ。
これを、望ましい状況に向かっていただくためのメタファーを考え、同じグループの2人がAさんに伝えるというレッスンでした。

私が思いついた自分自身の体験は10年近く前に行ったジャワ島旅行のこと。
たまたま飛行機で隣り合わせた人の良さそうなおじさんと、英語がロクにできない私でもなんとなくコミュニケーションが取れてご自宅に泊めていただくことになり、日本食レストランに連れて行っていただいたり、翌日は私が旅行の目的としていた王宮でのジャワガムラン演奏にも案内していただいたり、、、、
またまた別の出会いがあり、値段交渉&交渉の末に安く楽器(写真の太鼓)をゲットできた。

そんなお話を伝えました。

そしたら、Aさんは、ハッと何かを思い出した様子で、
「自分も与那国島に住んでいた時にそのおじさんと同じようなことをしていた!初対面の人ともコミュニケーションを取ることができていたのを思い出した!!」と、とってもニコニコしながらお話してくれました。

あ、これって、もしかして彼女にとって良いメタファーを伝えられたってことなのかなぁ、、、(^O^)/
と私自身も嬉しくなりました。

そのほかにも昨日はいろいろなメタファーをいただいて自分自身も前に向かいやすい状態を作ることができた気がしてとっても貴重な時間でした。

私も日常生活では、お客さまに受講生さまに伝えるのが仕事。
メタファーを上手に活用して、より良い状態を引き出すことができるインストラクターに少しずつ近づいていきたいな〜と強く思ったのでした(^^)

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