ブリッジズのトランジション3段階理論

新型コロナウィルス感染の波がこれほどまでに大きくなり、そしてこれほどまでに私たちの生活を脅かし影響を与えるなんて、私を含め多くの人たちは想像をしていなかったことだと思います。

フリーランスとして活動をしている私も例外なく大きな影響、打撃を受けております。

これまで当たり前にできていたことができない。
行動が制限される。
生活を維持するためにしたい、しなければならないことでさえ制限される。

といった苦しい状況です。
終わりが見えないことも、一層不安をかき立てられます。

具体的に私にふりかかったきた仕事上の影響をお話しすると、

担当している施設がほぼ休館となりましたので、ルーシーダットンのレッスンができない状況です。
あるレッスンは5月からの契約が切られました(>_<)
4月スタートを予定して募集していたハーブのカルチャー講座は、この状況で受講生さんが集まる訳もなく閉講。
4月末スタート予定のハーブスクールは、もう少し状況を見ながらスタート時期について検討していきます。

収入がほとんどなくなり、それでも生活し、食べて生きていくためには生活費は必要。
当面、貯金を切り崩しての生活となってしまいそうです。

それでも感染を広げないためには、今は我慢しかない。
ネガティブなことばかり挙げ連ねたって仕方がない。

もしかすると、今が自分たちの生活を見つめ直し、修正したり心機一転する準備のための過渡期、転機なのかもしれないと思ったりもします。

昨年末、無事合格したキャリアコンサルタントのお勉強の中で、たくさんの理論家による人生の過渡期や転機に関わる理論を勉強しまし、自分自身の人生の節目にも参考になるなぁと、とても興味深く勉強しました。

今こそ、この理論をもう一度思い出して、自分で自分をキャリアコンサルティングしてみよう〜!
なんて思いました。

前置きが長くなりましたが、
今の自分がとっても活用できる理論が
「ブリッジズのトランジション3段階理論」だな!
と思い、再度テキストを広げてじっくりと読みながら考えております。

「トランジション」とは「人生の節目」のこと。進学や就職、結婚など物事が大きく変化する節目のことです。
ブリッジズは、このトランジションの段階を3つに分けて提唱しました。

第一段階(終焉)
何か上手くいかなくなり、挫折や空虚感を感じたり、目標・計画に対しての意欲が失せ自分を見失うこともある時期です。
これまで抱いていた考え方や価値観が崩れて落胆します。

<まさに、今、私はこの段階です!>

このような段階を乗り越えるためには、

第二段階(ニュートラルゾーン・中立圏)がとても重要になります。
過去の成功に確信が持てなくなり、喪失感を味わう時期ではありますが、
これを乗り越えるためには、下記のようなアクションが必要です。
・一人になれる時間、場所を確保する。
・ニュートラルゾーン体験の記録をつけてみる
・一休みする。
・本当にやりたいことを考えてみる。
・もし、今自分が死んだら心残りはないか?と考察してみる。
・自分なりの通過儀礼を体験してみる

こうした「自分と向き合う時間」を確保することで

第三段階(開始)に入ることができます。
始まりは、終わりほどのインパクトはないけれど、「何か違うな?!」
という若干の変化を感じたり、
時には内面的な抵抗や不安を生じたりもするけれど、
少しずつ適切に対応しながら目標に向かうことができるようになります。

第一段階の最中にいる今の私。
せっかくの自粛、自宅待機の時間を重要な「ニュートラルゾーン」であると捉え、
自分の今の状況や気持ち、そしてやりたいことを書き出してみたり、
ゆっくりと心と体を休めながら、普段できていなかったことをゆったりとした気持ちでやってみるなどアクションをしてみようと思います。

おそらく、少なくとも4月いっぱいはこの様な状況が続くことでしょう。

もし、これを読んでくださっている皆さんの中にも私と同じ様な状況の方がいらっしゃったら、
「何かの始まり」前のニュートラルゾーン、充電期間であるととらえて、
自分と向き合う時間にしていきましょう!!

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